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側湾症体験記
5.親に感謝です
5-2 何でも試してみよう

病院で、治らないと言われても、何とか少しでも良くならないか、何か方法があるに違いない!と願ってしまう親心。

母親は、体に良さそうなことを見つけては、やってみなさい!とススメました。

病院で指導された、腹筋・背筋や、磯谷療法で指導された屈伸運動はもちろん、右手ばっかり使ってるからいけないんだ!左手も使いなさい!と、雑巾がけをさせられました。
おかげで、家の中はキレイになったけど、側湾症に効いたのかどうかは不明・・・。

父親は、たまに、
「押せば引っ込むんじゃない?」
とか言って、私の出っ張った方の背中を、足でグイグイ押したりしました。

いや~(>_<) 水虫がうつるからやめて~~(T_T)

 

その当時流行っていた、『ぶらさがり健康機』も、もちろんありました。

でも、ぶら下がってると、腕だけ伸びちゃいそうだよね~って話になり、ならば、これはどうよ?と、父親が、『宙吊り機』なるものを作成。

天井の梁に、滑車をつけて、それに足首を縛るベルトの着いたロープを通します。

座って、両足首をベルトで固定して、ロープをゆっくり引っ張ると、足が上がって、宙吊りになるというもの。

頭が一番重いわけだから、宙吊りになれば、自然と体が伸びるでしょう。
これなら、腕だけ伸びずに済むし、逆に足が伸びそうでいいじゃな~い?

でも、これは、足首が痛すぎて、宙吊りを楽しむ余裕などなく、数回チャレンジしただけでお蔵入りとなりました。

それとですね、実は、私はこれで、死にそうになりました。

父から、
これをやるときは、必ず座ってから、ゆっくりと足を引き上げること。
下りる時も、ゆっくりと下りること。
と、きつく言われていたんです。

が、そこは好奇心旺盛な浅はかな中学生。

立った状態で足首にベルトをして、勢い良く紐を引っ張ったら、びよ~ん!!と一気に宙吊りになって面白いだろうと、恐ろしいことを考え、早速実行。

結果はもちろん、足をすくわれ、床に頭を強打し、星が飛び、しばらく地球が回りました。
宙吊りになるよりも刺激的でしたね。

今の私のボケっぷりは、この時の衝撃が・・・・!?