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側湾症体験記
2.整形外科での治療
2-7 夏暑く、冬寒い。コルセットをなんとかして欲しい

私のコルセットは、首まであったので、その首の部分がとても厄介でした。

まず、目立つ。
服では到底隠せない形をしていたので、とにかく人目が気になりました。
気になっても、コルセットはめてるから、小さくなれないところがまたつらい(>_<)

コルセットの支柱と首の周りは金具で出来ていて、あごを乗せるところだけプラスチック。

夏は汗をかいた首に、金具が当たると、ぬるぬるして気持ち悪い(>_<)
さらに、学校の行き帰り、真夏の炎天下をせっせと歩いていると、いつの間にか金属が熱くなってて、ふとした時に首に当たると、あつっ!!ってなって、反射的に逆に逃げると逆側に当たって、あつっ!てなって・・・。マジで、やけどするくらい熱かったです。

だから、首の金具には、ガーゼのハンカチを挟んでいました。

そして冬がまた寒い(>_<)

首から骨盤につながっている支柱は、お腹の部分は体にフィットしてるんだけど、上の方に行くと、体と空間が出来るんです。
だから、すーすーして寒い(>_<)

夏の逆で、冬は、金具が冷たくて、うっかり首に触っちゃうと、ゾクッと鳥肌。
真冬なんて、マフラーをしていても冷えちゃって、凍ってくっついちゃうんじゃないかというくらいでした。
やっぱり、ガーゼハンカチを挟むんだけど、どうしてもずれちゃうんですよね~(>_<)

あの装具の首の部分、もうちょっとなんとかならないのかしら?
肌にあたる内側部分に肌触りのよいパットをつけるとか。

それに、 首の下の部分が体に沿わずに、前後にでっぱってるんですよ。
その部分があるから、外から見て目立つし、寒いわけで、ほんのちょっとだけでも体に沿ってカーブさせてくれればだいぶ違うのに。

もしかしたら、今の装具はちょっとは工夫されてるのかな?

妹も側湾症でしたが、 胸から下しかないタイプ(アンダーアームタイプ)だったので、服を着てしまえば外からは全くわかりませんでした。
強いて言えば、体の動きがぎこちないのと、ぶつかると相手が痛いって事くらい。

私も、このタイプのコルセットだったら、どんなに心安らかだったでしょう・・・。
窮屈とか痛いとかよりも、見た目が一番気になり、コルセットを付けている間は、学校以外のどこにも出かけませんでした。

やっぱり、いくら医療装具だとはいえ、できるだけ目立たないようにした方が、患者さんの精神的苦痛がかなり緩和されると思うんです。
特に、側湾症は一番多感な時期に装着しないといけないという厄介な病気。
治療に前向きになれるかどうか、とても大切なことだと思います。

ぜひ、目立たない装具の開発をお願いします!!