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側湾症体験記
2.整形外科での治療
2-3 コルセットが出来ちゃった

数週間後、コルセット合わせに行きました。

行く前に、コルセットをしても着れる服を買いました。
セーラー服っぽいデザインのすっごく可愛いワンピース。
ぶかっとしてるから上から着れるよね。
赤いのと、白いのを2枚買いました。

病院で、出来上がったコルセットを見たとき、
『うわー。これですかー。ごっついなー。』
と、これまたなんだか他人事。
今からこれが私の相棒になるなんて信じられないというか、信じたくないというか・・・。

微妙な気持ちで、装着。

お尻の部分は、骨盤全体プラスチックで作ってあって、後ろに切れ目があるので、そこからすぽっとはめて、マジックテープで固定。

ジャズトサイズです。
が、お腹がぺっちゃんこ。
これは、今よりも腹が出ないようにとの配慮でしょうか??有難い。

お尻のプラスチックのところから、前に1本、後ろに2本金属の支柱がでていて、首の輪っかにくっついています。

支柱には、等間隔に突起がでていて、そこに、バットについたベルトを引っ掛けるんです。

コルセット装着!(装具の支柱など省略)

装着前

 

一番出っ張っている、右の背中~脇にパットを当てて、ギューっと引っ張って固定。

すると、左の脇が出っ張る。

出っ張った左脇にパットをあてて、ギューーっと引っ張って固定。

すると、右肩が上がる。

上がった右肩に輪っか状のパットをはめて、下にギュギューーッと固定。

できあがり。


めっちゃきついです。
息をするのも苦しい。

先生は、慣れれば大丈夫。
と言うけれど・・・。

コルセットをつけたままレントゲンを撮って、曲がりが少なくなっているのを確認しました。
こんなに窮屈なのに、思ったより真っ直ぐにはなってないです。
母も、こんなんでいいんですか?って感じだったけど、先生は満足そうでした。

サイズがピッタリだったので、このままお持ち帰り~というか、装着したままお帰りとなりました。

用意してきたセーラーワンピースを着たら、
先生が、
「おっ。かわいいのを準備してきたじゃない♪」
と、褒めてくれたけど、
首の金具が丸見え。
まあ、首は、何をどう着たって隠せないけど・・・。

帰り道、病院からの下り坂を歩く時、装具がカポカポ揺れて、金具が首にガンガン当たって痛くて、息苦しくて、そして恥ずかしくて・・・鼻息荒く、バスと電車に乗って家に帰りました。

夏の、ものすごい暑い日でした。

中学一年生、思春期の始まりとともに、私のコルセット生活が始まりました。