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側湾症体験記
1.側湾症が見つかった
1-2 蛇のような背骨

あわてて整形外科へ行ったら、それはそれはお見事な曲がりっぷりでした。
背骨全体が、きれいなS字型。

側湾症(脊柱側湾症せきちゅうそくわんしょう)という病名も、このとき初めて聞きました。

このレントゲンが自分の背骨だという実感は全く無く、
へー。すっごい曲がってるね~。
と、まるで他人事みたいに思って見ていました。

でも、隣にいた母は、大ショックで泣きそうでした。

湾曲の度数は、たしか、40度くらい。
下の湾曲と上の湾曲それぞれ角度を出したけど、ひどい方がそのくらいだったと思います。

先生は、手術をした方がいいんじゃないかと、他の病院を紹介してくれました。

病院からの帰り道、母が「ごめんね。もっと早く気づいてあげればよかったのに・・・」と、うるうるしながら言ったので、逆に、とても申し訳なくなりました。

だって、お母さんのせいじゃないし。
別にどこも痛くもかゆくもないし、運動だってなんでもできるんだし。
全然平気なのに。
そんなにションボリ謝らなくていいのに。

その次の日、母は学校へ結果を連絡しに来て、先生と、
「確かに、勉強している姿勢が悪いから、背中に板を入れよう!」
とか言ってるんです。

えーーー(>_<) やめてよ~~

結局、板は入れられずに済んだけど、授業中に、たまに先生が背中をぽんぽん叩きにきました。
この頃、右肩を前に出した、斜めの姿勢が身についちゃっていたので。

病院へ行ったのが、6年生の終わり頃。
そして、つらい中学生生活に突入するのです。